読書嫌いな僕がおすすめする、子どもに本を読ませる方法はこれだ!

2019年2月13日

うちの子、全然本を読まないんです。

今まで、この悩みをいったい何万人、いや、何百万人の親御さんが抱えてきたことでしょう。

かく言う僕も、読書嫌いの1人。恥ずかしい限りですが、いまだに結構気合いを入れないと本1冊を読破することができません。だから、読書が嫌いな子の気持ちが、本当によくわかるのです。

何のために読書をするの?

そもそも、読書ってなぜこんなにも大切なのでしょうか。

すでに多くの知識人が様々な論点から読書の大切さについて熱弁していますが、僕が思う本を読む一番の目的は、知識を積んだり物事を考える視野を広げたりするためです。

本は、先人たちが残した知恵の宝庫だと、読書嫌いの僕もさすがに思います。特に、多少耐性がついた大人になってから本を読むようになって、それを痛感せずにはいられません。

しかし…

それなら、読書じゃなくても良くない?

そう、「知識を積んだり物事を考える視野を広げたりするため」であるなら、何も読書一択でなくても良いのです。

お偉いさん方は、とにかく活字を読むことを子どもに勧めます。読書が好きな子、本を読むことに抵抗がない子にとっては、さほど難しいことではないでしょう。

ですが、僕のような読書を苦手とする人間に本を、さらには新聞を読めというのは、運動が苦手な人間にフルマラソンに出場しろと言っているようなもので、ますます読書から遠ざかるのは当然であるといえます。

そこで、今回は読書嫌いな子の気持ちがよくわかる僕が、そんな子たちに本を進んで読んでもらえる方法を2つご紹介します。

マンガを読ませる

マンガも、立派な書籍、本の1つです。

僕もそうですが、活字の本が好きではない理由の1つに「いつまで経っても進まない」という、体感的な時間が進む遅さがあります。そのような退屈感から、読むこと自体がおっくうに感じてしまうのです。

その点、マンガは各コマに絵がついているので、話が視覚化されてその世界に没入することができ、あっという間に読み進んでしまいます。

そう、マンガは活字より「話の内容がわかりやすい」から没入し、サクサク読めるのです。わかりやすさという意味では、読書の入門本としてマンガより優れているものはないでしょう。

事実、ベストセラーとなった「君たちはどう生きるか」は、2018年11月末時点で漫画版がおよそ150万部、小説版がおよそ40万部の売り上げとなっていることからも、マンガが多くの読者層に受容される=わかりやすいのだといえるでしょう。

なぜマンガはいけないと言われるの?

そして、子どもの読書習慣について語るとき、必ず上がってくるのが

マンガは読んじゃいけないという、暴論。少なくとも僕の中では、暴論。だって、同じ絵が入っている絵本は肯定されて、なぜマンガは否定されなければいけないのか。

言いたいことはわかりますよ。確かに、マンガの中には暴力的だったり、グロテスクだったりと、子どもに悪影響を与えかねない描写を含む作品もあります。

ですが、そんなものはほんの一握り。特に子ども向けのものであれば、そんな描写はほとんどありません。要は、マンガを読ませるか否かではなく、何のマンガを読ませるかが大事なのです。

それにマンガにだって台詞はあるから、語彙を獲得することができます。特に、手塚治虫赤塚不二夫といった一昔前のマンガは、台詞が豊富なものが多いからおすすめです。

それに、マンガというのは1ページがいくつかの「コマ」に分かれていて、それを辿って読み進めていきますが、次のコマがどこのコマなのかは、話の流れ、つまり文脈を捉えていないとわからないんですね。そういう意味でも、マンガは読解力に貢献するのです。

学習マンガは、最強の教科書

子どもに読ませるマンガとしておすすめなのが、学習マンガ

子どもが好んで読み、かつ読めば自然と知識が増えていく。こんなにメリットだらけのマンガに勝る教科書は存在しません。

実際、僕が大学のセンター試験での政経の対策に選んだのは、マンガ形式の参考書でした。その方が頭に入りやすいし、わかりやすいからです。

また、小学6年生のとき、僕は横山光輝のマンガ、「三国志」を読んだことで古代中国史にどハマりしました。マンガが歴史と僕を出会わせてくれたのです。

 

 

最近は、定番の歴史マンガにおなじみのアニメキャラクターがコラボしている作品もあるので、よりお子さんに馴染みやすいでしょう。

 

 

ひみつシリーズは生き物や科学だけでなく、中には回転寿司といった身近なものまで、意外と知らないひみつがたくさん紹介されており、子どもにとても人気のあるシリーズの1つです。

 

 

最近はこのような子ども向け自己啓発本も、よく本屋に並んでいますね。大人が読んでも役立ちそうな情報がたくさん入っているので、一読の価値大です。

読み聞かせ

まだお子さんが幼いなら、読み聞かせをたくさんしてあげましょう。読み聞かせは、語彙の獲得だけでなく、子どもの愛着形成など多くのメリットがあります。

ただ、幼児期の子どもというのは好奇心いっぱい。「もっとお話聞かせて!」とか「その話飽きた!」と、知的欲求が迸ることもあるかもしれません。

その度に絵本を新調していたら、お財布が空っぽになってしまいますね。

おすすめなのは日替わりでお話の読み聞かせができる物語集。これなら、尽きることのないお子さんの欲求を満たすことができるでしょう。1日3分くらいのお話なので、親の負担も重くないのがいいですね。

 

 

毎日が忙しくて、読み聞かせできる時間がない!という方は、読み聞かせのCDでも良いと思います。

子どもは、まだ視覚認知が発達していないので、聴覚に頼る部分が多いです。耳からの聞くだけでも十分お話に興味を持てるので、そこから「本も読んでみない?」と読書へつなげてみるのも可能でしょう。