偽イクメンにならないために。父親が育児で改めるべきマインドとは?
近年、「イクメン」という言葉が少しずつ浸透してきて、育児に積極的に参加しているパパさんも増えてきました。これを読んでいる貴方も、もしかしたらイクメンさんかもしれませんね。
ですが、自分が子育てに関わると「余計なことしないで!」とか「なんでそんなことで偉そうにしているの?」とか、奥さんに報われない言葉をかけられたり、子どもがうまく言うことを聞いてくれなかったりと、うまくいかない育児に悩んでいるパパさんもいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事は、そんなパパさんたちが名前ばかりの「偽イクメン」にならないための、育児における心得について紹介します。
意識を少し変えるだけで、自分も相手もガラッと変わるもの。子どもを育てるのがもっと楽しくなるはずです。
「してやっている」感を出さない
男女の共同参画が少しずつ進んでいる日本ですが、未だに「子育ては女性がするもの」という観念が根強くはびこっているのも事実。
もしかすると、あなたの中にも、知らぬ間にそのような考えが根付いてしまっているかも知れません。
例えば、子どものオムツを替えたとき、次のようなことが当てはまったら要注意です。
- 「オムツ変えてあげるよ(替えておいたよ)」と妻に逐次連絡・報告する
- 妙に高いテンションで「オムツ替えてあげましょうね〜」と言いながらオムツを替える
- オムツ替えをしたことで、強い達成感を感じる
どれかにあてはまる場合、無意識に「本来男性の俺がすることではない育児をしてやっている俺はいい夫だ」と、心のどこかで思っている可能性が高いです。
育児は性別関係なく、親がするのが当たり前。それなのに、事あるごとに「俺がしてあげた」感を前面に押し出していたら、そりゃ奥さんも「何それだけでドヤ顔してんの!?」ってなりますよね。
歯磨きをするかのごとく、ごく自然体でする。気づいた方がすぐにやる。夫婦で育児をしていくときの根幹となる考え方ではないでしょうか。
面倒な育児にも向き合う
オムツ替えをしている時点で、世間一般の父親からは一歩抜きん出ているとは思いますが、果たして、どんな育児にも進んで関わろうとしているでしょうか。
オムツ替えはできても、子どもをあやすのは面倒だから、子どもが泣いたときの対応は全部奥さんに任せている…なんてこと、していませんか?
話し合った上できちんと役割分担をしているなら話は別ですが、もしそうでなければイクメンをアピールしていながらも、実は育児の「いいとこ取り」をしているだけかも知れません。
例えば、ミルクを飲ませてあげたとしても、哺乳瓶に粉ミルクを入れて、ちょうど良い温度に調節するのは奥さんだったら、パパさんは授乳の上澄みだけをすくい取っただけです。
育児は基本的にうまくいかないもの。そう思って面倒なことにも向き合っていきましょう。
付け焼き刃な知識をひけらかさない
先に結論を申せば、専門家でもない限り、育児のほとんどに関しては奥さんの方が何枚も上手です。育児において奥さんに敵うことはほぼないでしょう。
それなのに、
「ベビーカーより抱っこしてあげた方が・・・」
「離乳食は〇〇が・・・」
とか、ネットで調べて出てきた知識をピーのひとつ覚えのように披露する方がいます。
そんなの、できたら奥さんがとっくにやっていることでしょう。それをなぜしないかといえば、育児はそんなことこだわっている時間などないくらい、分刻みのスケジュールだからです。
現実を知らない人ほど、一流のものを求める傾向があります。本当はママさんだってそうしたいはず。でも、理想と現実は全く違うのです。
そのようなエセスペシャリストを騙る父親に向かって、僕が言いたいことはきっと奥さんと同じです。
じゃあお前がやってみろ。
ありがとうを伝える
日頃から感謝の気持ちを奥さんに伝えましょう。
毎日行われていることに対して、わたしたちはあまりありがたみを覚えませんが、ご飯を作ってくれるのも、子どもを寝かしつけてくれるのも、保育園に連れて行ってくれるのも、それは決して当たり前のことではないのです。
ママさんが育児にストレスを抱える原因には、「誰からも育児の大変さを理解してもらえない」ことがよく挙げられます。
「いつもありがとう。」と伝えるだけでも、奥さんの心はきっと安らぐはずです。
まとめ
いかがでしたか。
大事なのは、パパもママもお互いが「支え合って育児をする」という、前向きな態度です。そうすれば、感謝の念も自然と湧いてきて、喧嘩をすることも減るでしょう。
子どもにとって、両親の険悪な関係を見せるのは何よりも悪影響を与えます。
実際に、僕の両親は仲が悪くて互いが僕に対して互いの悪口を話していました。僕はその話を聞かされるのが本当に苦痛でした。
笑顔溢れる家庭を目指して、まずはパパさんの意識から変えてみてはいかがでしょうか?
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