文系で非エンジニアだった僕が、働きながら2ヶ月で基本情報技術者に合格した方法。(午前問題編)
この記事は、初心者が基本情報技術者に合格するための勉強法を紹介しています。
エンジニアであれば、誰もがステータスとして持っておきたい国家資格、基本情報技術者。
とはいえど、「基本」といいながらその合格率は毎年20%台と厳しいものとなっています。
そんな資格に、僕は昨年の8月から学習を進め、10月の試験で一発合格することができました!
学習期間としてはたったの2ヶ月です!
社会人だと、働きながらの勉強時間の確保は難しいもの。
だからこそ、効率的な学習・対策が必須となります。
今回は、ド文系の僕が2ヶ月という短い期間で合格を勝ち取った学習法を皆さんにお伝えします。
初めて挑戦する方、なかなか合格できない方の参考になれば幸いです。
ちなみに、この記事では午前問題について記述していますので、
午後編は下記のリンクをご覧ください。
受験前のヒロシゲ
まず、受験前の僕が情報知識についてどのようなステータスだったかを整理してみました。
- 職業は小学校教員。専門的な情報技術を求められることはそうそうない
- 大学は教員養成系で、社会科専攻。筋金入りの文系
- 数学が大の苦手
- PCいじりは好きだが、スキルはない。
- Excelで関数をちょっと使った処理はできるが、マクロは作れない
- 2019年6月にITパスポートを取得
…うん、まあつまり一般人の中でちょっと情報系への興味がある程度ですね。
普段の仕事ではプログラミングを用いたり、ネットワーク周りの設定をしたりすることなど皆無ですので、
他の先生と変わらず情報技術とはほぼほぼありませんでした。
逆に言うと、それでもやろうと思えば合格できるってことです!
ポジティブ思考、大事!笑
ITパスポートで練習しよう
とはいえど、いきなり基本情報技術者に挑戦するのはかなり危険です。
IPA(情報処理推進機構)が定めるところで、基本情報技術者というのはレベル2にあたる資格。
情報処理を生業をする者を対象としている試験なので、素人の付け焼き刃程度の学力では到底立ち向かえません。
第一歩として、まずは下位レベルのITパスポートの取得を目指すことを強くおすすめします。
てういか、2ヶ月で合格するなら事前の取得は必須です。
なぜかというと、基本情報技術者の午前問題はけっこうIパスの内容と被る部分があり、
社会人全般を対象としているからか、参考書の表現も平易なものが多く、知識の定着がしやすいからです。
Iパスも立派な国家試験なので、合格すればもちろん、履歴書に書くこともできます。
基本情報技術者の試験は春期と秋期の2回しかありませんが、
ITパスポートは基本毎月試験が実施されていますので、
自分のスケジュールに合わせながら挑戦してみましょう。
Iパスを通過して、初めて基本情報技術者試験へのスタートラインに立てます。
イメージがしやすい参考書を使う
文系脳の悩みとして多いのが、構造や理屈がイメージしにくいという点。
文系の人って、理系より論理的に考えることが得意じゃない人が多い(気がする)ので、
ただでさえ見慣れないテクノロジ系の仕組みや定義を覚えるのが大変です。
少しでもその欠陥を抑えるために、図やイラストが多く使われている参考書を選びましょう。
僕が実際に使ったのは、このキタミ式。
ハードウェアの構造や処理の一連の流れなどが擬人化して書かれていて親しみやすく、
イメージとしてとても捉えやすかったのでおすすめです。
AmazonのリンクだとKindle版へ行ってしまいますが、
個人的には紙の方が使いやすいと思います。
まずは1周しよう
書店で参考書を探してみた方はおわかりだと思いますが、
基本情報の参考書はどれも分厚いものばかりですので、
1ページ1ページ丁寧に読み解いていっては2ヶ月という期間ではまず間に合いません。
わからないところがあってもいいからざっと1周して、
その後に過去問演習をしながら漏れていた知識を補うようにしていきましょう。
理解できなかったら書く
参考書を読んだだけではわからない部分は、ノートに書き写してみることをおすすめします。
特に公式を使う分野については、実際にノートに書きながら計算していくことで
構造を理解しやすくなりますよ。
アプリで毎日継続
資格試験で必須なのが、過去問題。
基本情報技術者も例にもれず、毎年多くの過去問題から出題され、
中には値も変わらず過去問そのまんまといったものも。
よって、どれだけ過去問に触れたかで本番の解き易さも大きく左右されます。
前期試験は1問1答の選択式なので、アプリでの学習がおすすめです。
スマホでアプリをDLすれば片手間に対策練習ができますし、
直前の確認もお手軽です。
僕が使っていたのはこちらのアプリ。
出題順をランダムにすることができるので、妙な暗記をする心配がありませんし、
カテゴリ別の演習で自分の苦手な分野に専念することもできます。
とはいえど、アプリでは本番環境に即した学習ができなかったり
解説が不十分だったりするので、そこは下の書籍を買って補完しました。
数学問題は対策半分・諦め半分
僕が受験した2019年度の秋期試験から、情報数学の出題比率が増加しました。
文系には死刑宣告のような改正ですね(笑)
とはいえど、その前の春期試験が4問だったのに対して秋期が7問と、
極端な増え方ではありません。
情報数学といえども、高校の数学の範囲までで対応できる問題がほとんどなので、
自分の力量に合わせて無理なく対策をすると良いです。
ここに時間をかけるくらいなら、別の領域の学習を進めて点数を確実に上げて行く方が効率的です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
午前問題を突破するために必要なのは、継続の一言に尽きます。
平日なら1日最低1時間、休日は3時間以上は勉強できるとベストです。
覚える量と範囲が多すぎて気が滅入ることもあると思いますが、
決して高い壁でないことは僕が身をもって体験しています。
焦らず、コツコツ頑張っていきましょう!
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