働きながら2ヶ月でITパスポートを取得するための勉強法。

新型コロナによって一変した学校環境。

オンライン授業も流行りだし、もはや先生だからといってITに疎くても良い時代ではなくなってきました。

ただ、実際あなたはどれだけITに詳しいでしょうか。

 

エンジニアじゃなくてもある程度ITについての知識が求められるようになった現代、

いっそここは、資格も取得できるITパスポート試験に挑戦してみてはどうでしょうか?

 

 

ITパスポート試験とは

 

ITパスポート試験とは、独立行政法人である情報推進機構(IPA)の試験の1つで、IT試験の入門にあたる資格試験です。

なかなか聞き慣れない名前ですが、基本情報技術者や応用情報技術者と同じ試験区分の1種です。

IPAによれば、ITパスポート試験は以下のような人を対象とした試験となっています。

職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者

情報技術を使わない仕事なんて、この時代ほぼないと言っていいでしょう。

ITパスポート試験は、言わば「社会人ならこれくらいのITスキルは持って当たり前」という基準をクリアした証であるといえますね。

試験日程など、詳しくは公式HPに載っていますのでご一読ください。

 

 

専門知識以外も豊富に出題される

 

ITという名前を冠していながら、意外にも情報技術の専門知識が問われるのは3分の1程度

その他はマネジメントやストラテジ(経営戦略)の範囲から出題されるので、

ITに深い知識がなくても十分合格を狙うことができます!

 

2ヶ月の学習期間で合格した勉強法。

 

僕は昨年の5月、教職に就きながらこのIパスを受験し、1発で合格しました。

勉強を始めたのが3月下旬、試験が5月中旬だったので、

たった2ヶ月弱の学習期間で合格することができたのです。

決してハードルが高いIT資格ではないことは、僕のこの体験が証明していると思います。

早速、その勉強法を紹介していきます。

 

1. テクノロジ系を真っ先に覚える

 

Iパスはテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3分野から出題されます。

 

テクノロジ系では、PCのパーツを始め、情報セキュリティやデータベースなど、

IT技術の専門的な内容が問われます。

 

おそらく、この分野が最も普段の生活からかけ離れた分野で苦戦するので、

真っ先に攻略していきましょう。

 

計算問題として問われやすい部分は、実際に過去問で演習しておくのがおすすめです。

 

ストラテジ、マネジメント系は、普段のビジネス会話や

学生時代の現代社会・政経で聞いたことがある言葉が登場してきたり、

比較的イメージがしやすい分野なので、こちらはテクノロジ系が終わった後に攻めていきます。

 

2. 略称は正式名や日本語訳とセットで覚える

 

Iパスでは、RAMやCPR、DBMSなど単語の頭文字を取った略称が頻出します。

そのままの状態で覚えても、何を指しているのかがわかりません。

 

ですので、DBMS(DataBase Management System)のように、

略さない名称もセットで覚えておけば、意味を忘れても単語から推測できるようになります。

 

3. 学習ツールは参考書・過去問+インターネット検索

 

参考書は、絶対に紙版の1冊だけにし、何周も回って使い倒しましょう。

その方が知識の定着がはかどります。

紙版をお勧めするのは、電子版と違ってページの行き来が楽ですし、

手軽に書き込みやマーキングができるからです。

 

僕が実際に使ったのは、イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室。

図解や公式が豊富でイメージしやすいので、非IT系の人でも理解しやすく、おすすめです。

 

 

過去問はちゃんと過去問集を買おう

 

実は、Iパスの過去問は公式HPから解くことができます。

それなのになぜ過去問集を買ったほうが良いかと言うと、

公式HPのものは解説がないからです。

 

特に、工数や処理時間の計算などはその計算過程がわからないとどうしようもないので、

解説がついている過去問集を購入すべきです。

 

過去問集も1冊で十分ですが、ちゃんと解説が充実しているものの中から、

自分にあっているものを選んでくださいね。

 

↓のリンクは、僕が実際に使った過去問集です。

チェックボックスが複数ついているので、間違えた問題にチェックをつければ、

どういった問題に自分は特に弱いのかが明確になり、学習の効率が上がります。

 

 

どうしてもわからないのは検索する

 

参考書・過去問集だけでは、どうしてもストンと理解できない部分が人によってあります。

そういう部分は、Google先生に聞いてみましょう。

 

いろいろなページや例題を見る中で、ある瞬間スッと頭の中に入ることがあります。

 

ヒロシゲ
ヒロシゲ
ITの知識を磨いている以上、こういう検索スキルも上げていきたいものですね!

 

4. "空白の日"を作らない

 

これは、「ITパスポートの内容に一切触れないを作らない」という意味です。

 

つまり、絶対机に向かわなければならないというわけではなくて、

どんな形でも、10分20分でもいいからIパスに触れようねってことです。

 

 

仕事で疲れてどうしても本腰入れて勉強するのが難しいなら、

ベッドの上で参考書眺めるだけでも良いですし、

スマホでIパス対策のアプリを通勤時間などに起動させるだけでもOKです。

 

1日まったく触れない日を作ると、

次勉強するとき、分断された記憶を掘り起こすのに多くの時間を費やすので非効率です。

 

どんなに疲れていても時間がなくても、何かしらの形で日々学習に向き合いましょう。

 

ヒロシゲ
ヒロシゲ
継続は力なり。

 

(番外編:長期休みを利用する)

 

主に先生対象となりますが、

夏休みや冬休みといった長期休みを使えば、普段よりずっと学習に専念することができます。

 

僕も実際、3月下旬の春休みに学習を始めて、

春休み中に参考書のほとんどを終わらせるくらいかっ飛ばして勉強しました。

4・5月の年度始めでクソ忙しい時期は、平日ちょびちょび・土日にガッツリといった感じで学習を進めていきました。

 

ヒロシゲ
ヒロシゲ
ちょびちょびといっても、できるだけ1時間/日は勉強するように努めましたねぇ。

 

試験当日1・2周間前くらいからは1日過去問1回分を解き、本番対策に専念していきました。

 

Iパスは基本毎月開催なので、長期休みが利用できる月を狙えば合格基準に楽に到達することができます。